いよいよ帰るときがきた。
ひとまわり大きくなったかどうかは別として、帰るときがきた。
そして俺二等はひとまわり大きくなったかどうかは別として、トム・ベレンジャー気取りでネンリキに向かった。
すると突然の夕立が二等だけに襲ってきた。俺は雨を避けるために目の前の家に飛込んだ。
ネンリキだった。
奇しくもそこはネンリキだった。奇しくもネンリキの皆に助けられてしまった。
しかし俺は、皆との久しぶりの再会という感傷にふける間も無く、怒りでうち震えた。
何故ならネンリキからクソ不味いパスタの匂いがしたからだ!許し難し!
どうやら近々ネンリキにて「バンビーノ選手権」らしきものを催すとのこと。そうか。そういうことだったのか。この不味い臭いの原因は。
勿論私も参加させて頂こう。俺がひとまわり大きくなったかどうかは別として。
そして俺は、そんな表情を悟られないようにさり気なくこう言った。
「助けてくれたお礼に、俺にパスタを創らせてくれ!」
そして俺は3種類のパスタを連続でささっと作り上げた。



「アサリとアボガドの豆乳クリームパスタ」
「コンビーフとアボガドの豆乳クリームパスタ」
「ウニとアボガドの豆乳クリームパスタ」
どうだ?どうなのよ?そしてどれが好み?
そして全世界の二等兵ファンの皆様、いや全世界の「二等兵派」の皆様、
二等兵、帰って参りました。ネンリキという戦地に!